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「Google Pixel Buds Pro」レビュー 高く感じる

PC/スマホ

今回は普段から使用しているワイヤレスイヤホンであるPixel Buds Proをレビューする。

1年前にPixel7をGoogleストアで買ったときの2.1万円のクレジットとクーポンで0円で購入していた。

Pixel Buds Proとは

出典:Googleストア

このワイヤレスイヤホンはかの有名なGoogleが発売しているPixelシリーズのワイヤレスイヤホンだ。

2024/03/07時点で2つのシリーズが売られている。

  • Pixel Buds A-series
  • Pixel Buds Pro

Aシリーズは廉価版でProモデルは上位モデルに相当する。その他違いがあるから各自確認してほしい。→リンク

出典:Googleストア

今回紹介するのはProモデルのFogという色だ。

特徴

このイヤホンにはいくつか特徴がある。それは

  • Googleアシスタント搭載
  • 機能性重視
出典;Google Play

まずGoogleアシスタント搭載というのはイヤホン着用時に「OK Google」と話すとイヤホンが反応する機能だ。これは後々解説する。

またこのイヤホンは音質より機能性に重きをおいている。
例えばワイヤレス充電対応やマルチポイント接続、ノイキャンなどだ。

外観

次に外観を紹介する。今回は付属品などを取り置いていたのでそれも紹介する。

箱類

↑箱。とても小さい。

↑裏はこんな感じ。ちゃんと技適の表記アリ。

↑箱を開けると早速本体がお目見えする。本体に紙的なものが巻かれていたから取り出しにくいことはなかった。

本体

↑本体。白を基調としていてシンプル。触り心地が良い。

↑裏面。下のボタンは初期化や追加ペアリングができる。

↑開けるとこのように光る。電池が100%だと白色(右)。100%以下だと橙色(左)で電池残量が減ると点滅する。

↑イヤホン本体。Fogは水色っぽい色らしいが実物は白っぽい。

↑裏側はこんな感じ。マット加工だが手の脂でテカりやすい。以外にも耳の収まりは良い。

↑端子はもちろんType-C。ワイヤレス充電も可能だが曲者だ。後々解説する。

付属品

↑付属品は上の通り。充電ケーブルもないケチ仕様。

↑このよくわからないヤツはイヤーチップが入っている。

↑左はS、右はL。Mは本体についている。

↑裏側に大きさが回ているからごっちゃになっても識別できる。

使ってみて良かった点

次に使ってみて良かった点を書いていく。

ケースのクオリティが良い

サラサラとした質感でついつい触ってしまう不思議な加工がされている。この加工のお陰でプラスチックなのに安っぽさがない。

またコツを掴むと片手でケースを開けれるが落としそうになる。耳につけるときに両手を使うから片手で開けるメリットはない。

折角ならケースを閉める時の音も静かにしてほしかった。占めるたびに高音成分多めな音がなるから気を使う。

ノイキャン性能が恐ろしい

このイヤホン、ノイキャンの効きがバグってる。無音にはならなくともかなり音が減る。音楽をつけてしまえば騒音が気にならなくなる。

出典:Googleストア

あとこのイヤホンには耳の中の圧を調節する機能があるからノイキャンにありがちな耳栓を詰めたような圧迫感がないから周りが静かになったかのような感覚に陥る。

バッテリー持ちが良い

このイヤホン本体のバッテリー持ちは良いと感じた。1年間がっつり使用したバッテリーで次の条件で検証してみた。

  • 約1時間使用
  • イヤホンは100%から計測
  • ノイキャン・外音取り込み機能を切り替えながら使用

この条件下で左右100%→左右71%となった。だいたい1時間で29%減る結果となった。単純計算で約3時間とちょっと持つ程度だが、実際に使用している感覚からすると3時間以上持つ。

1年間使用して長いと見るか短いと見るかは人による。今のところ電池で困ったことはない。

音量操作のジェスチャーが便利

通常のイヤホンであればタップして音量を操作することが多いがこのイヤホンの場合前後にスワイプすることで音量の上げ下げが可能だ。

このジェスチャーが地味に便利。

タップの反応速度が良い

またイヤホンの操作のメリットだがホントに感度が良い。タップしたらすぐに音楽が止まる。

出典:Ankerjapan.com

前はAnkerのSoundcore Life P3を使用していたのだが安いこともあってタップの感度がイマイチだった。

押したのに止まらないのは地味に腹が立つのでサッと停止できたりするのはとても良かった。

androidとの連携性が◯

さすがgoogleの作るAndroidとイヤホンだなと思ったのだが連携性が素晴らしい。

↑セットアップもケースを開けるだけで勝手にスマホが反応してペアリングできる。Bluetoothの設定は簡単だから必要はないのだがよく作り込まれている。

↑状況は急に変わるのだがペアリング完了後からはケースを開けるとバッテリー残量が分かる。いちいちイヤホンを取り出さなくていいから楽。

他にも同じGoogleアカウントのスマホ/Chomebookと勝手に同期して接続できるなどの機能がある。持ってないから完成度は知らない。

音質は結構良い

3つ目のメリットは音質がそこそこ良い点だ。

流石にSonyのWF-1000Xシリーズには負けていると思うが安いワイヤレスイヤホンよりは音がいいと感じた。

(個人の主観がバリバリに入る音質は参考程度に聞いてほしい)
音質は「低音が強め」と言った印象を受けたが嫌な感じはしない。

潰れがちな低音と高音が綺麗に鳴っていることと埋もれがちな中音もしっかり聞こえることが重なり、「バランスがいい」と感じたからではないかと思っている。

クセの少ない傾向の音だからイコライザーで調整しやすいのはいいと思う。

ワイヤレス充電は便利

充電パッドに置くだけで充電が開始されるのはやはり便利。ワイヤレス充電器はスマホよりこのような小物の充電に向いているかも。

使ってみて悪かった点

次に使ってみて悪かった点を書いていく。

外音取り込み機能はほどほど

2万円台のそこそこ高級イヤホンにしては外音取り込み機能はまずまずといった印象を受けた。

外を歩くときは普通に使えるが、人と話す際は聞こえにくいと感じる場面が多々あった。

耳への収まりが悪い(左耳)

これは冬などの乾燥している季節に起こるのだが耳から落ちそうになる。

左耳はしっかりとフィットするのだが…右はずり落ちてくる。原因は謎。
→2024/05/21更新 正しくは左耳です。訂正してお詫び申し上げます。

追記:S,Lサイズも試してみた

大きさがあっていないのかなと思ってSサイズ、Lサイズも試してみた。

まずLサイズはでかすぎる。耳にうまく入らず落ちた。Sサイズの場合ずれ落ちることはなくなったが、右耳のような装着感が少なく、心もとない。これは慣れるのかもしれない。

結果、自分の左耳にはSサイズとMサイズの真ん中が合う事に気づいた。とはいえSサイズであれば落ちることがないからSサイズを使用することにする。

追記:やっぱり合わない

左側のみSサイズに変えてから左耳のノイキャンの効きが悪い。音量/音質も左右で違うように感じる。

上の症状が不快だからMサイズに戻すことにした。耳への収まりが悪いのは目を瞑るしかない。

Googleアシスタントはクソ→改善

↑かわいい

この製品の特徴にGoogleアシスタントが搭載されているのだがこいつ反応が悪すぎる。

10回中7回はガン無視を決め込むレベルでクソ。もちろんマスクなしでだ。

でもやっぱり機能としてあるから使いたくなるから、外で誰もいないことを確認して使用することがある。一発で聞いたら超便利なのだがガン無視を決められると腹立つ。
そして何度もOK Googleを連呼する不審者となってしまう。

また声質の問題なのか声が聞こえにくいことが多々あった。風が吹いてしまえば「なんか喋ってる…」としかわからない。

試しにGoogleアシスタントを検討している人を地獄へ落とす。

これを最初に使っていたら「もうマジ無理。Alexaにシヨ…」と思ってしまう。

追記:改善されていた

久しぶりにgoogleアシスタントを使用したのだが普通に使えるレベルになっていた。…そういえば最近VoiceMach(声の登録)を再設定したからそれが原因かも知れない。

また声質も変わっていて外でも多少聞こえやすいように改良されていた。またOK Googleといった後に「ポン」となるのだがこの音も少し大きくなった気がする。

あと「OK google〇〇して」と言った後に「パポン」という音もなるようになった。この音は小さい。

ワイヤレス充電器の相性問題

自分の個体の問題かも知れないが5Wのワイヤレス充電器が使えない。最初は充電するのだが少し経つと止まってしまう。スマホを置いてみたらしっかりと充電されるから壊れてはいない。

どこかのサイトによると2.5Wまでのワイヤレス充電に対応しているらしいから5Wは余裕のある数字だと思うのだが原因は不明。

逆に10W以上のワイヤレス充電器であれば充電することが確認できた…けど10W以上でも相性問題があるかもしれない。

下のワイヤレス充電器であれば充電できた。ソフトバンク公式ショップのアウトレット品が安くておすすめ。

ワイヤレス充電について熱く語った記事もある。ぜひ見てほしい。

最後に

最後に自分の感じたことを書いていく

インパクトが少ない

高いイヤホンを買う人のほとんどの人が音質または某林檎デバイスの連携性に価値を見出していると思う。

一方、Pixel Buds Proはどうだろう。音質はそこそこ。連携性はAndroid/Chromebook間では良いがWinPCなどではどうだろう。

…このように聞くと高いだけで特に取り柄がないように見えるが、2つ特徴がある。

↑かわいい(2回目)

そうgoogleアシスタントだ。

しかし先程良くなかった点で書いた通り反応が悪すぎる。それなら入れないほうが良かったのではと思わざる終えない。
→改善されているとはいえ道中で「OK Google」なんて発せられるだろうか?いや無理だ。人がいたら恥ずか死する。

2つ目の機能性はこの価格帯のイヤホンならほぼ対応しているためあまり強みにならない。

このイヤホンはノイキャンの完成度や操作面など地味に大事な部分がとても強い。けどこれはスペックに現れないから実際に触らないとわからない部分のため、購入前の人からすると分かりにくい。

つまり買う前の人からは高いだけの普遍的なイヤホンに見えるのだ。そんなイヤホンに2.8万円出せるだろうか?

高い

2.8万は高い。高すぎる。2.8万は…

先ほど書いたが普遍的に見えるこのイヤホンに2.8万出せる人は少ない。ほとんどの人はgoogleの施策で手に入れたポイントを使用していると思う。

新たな選択基準

とはいえこのイヤホンを使って自分はワイヤレスイヤホンは音質より操作性/機能性で選びたいと思った。

音質が良かったとしても自分はほとんど外出先でしか使わないから音質が良い必要性がない。
また外の場合は外の音を聞きたいや騒音をカットしたいの状況がコロコロ変わる。

その際に操作性/機能性が悪いと音楽の再生停止がうまく出来なかったりノイキャンがあまり効かなかったりする。

一方操作性/機能性がいいとそれらがノンストレスで出来たりする。その利便性がとても大事なことに気づかせてくれたのは新たな発見だった。

人を選ぶ

Androidユーザーかつ「音質なんてどうでもええねん。使い勝手重視なやつをくれ」という人ならドンピシャかも知れないが2.8万円は躊躇してしまう。

2万円を切っていたらギリギリおすすめできるが…3万円近いとおすすめしにくいイヤホンだった。

でも使いやすいのは確かだ。それだけ伝えておく。

追記:なんか安くなっている。

アフィリンクを貼るためにアマゾンなどを散策しているとなんと18050円と2万円を切っていた(2024/04/21時点)。

ノイキャン性能・操作性・Androidとの連携性は良かった。
androidユーザーであれば普通におすすめできる。高いけど…

最後にアフィリンクを貼っておく。(Amazonのリンクはアソシエイトを利用しています)


ここまでご覧いただきありがとうございました。

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